FXの教科書

FXで失敗しないコツ教えます。

サブプライムショックで大きな痛手を負った人たち

FXのことが話題になり始めたのはここ8年くらい前のことでした。FXで何億円も稼いだ人の税金のことがニュースになったことがきっかけでした。そして、それまでは、FXで大きく稼ぐ人も実際にはたくさんいました。そして、FXというものは、稼ぐことができるものとも考えられてきました。

 しかし、サブプライムショックの際には、状況が変わってしまいました。一転して円高となってしまったのでした。そして、FXで調子よく稼ぎ続けていた人たちも、とたんに損失を抱えるようになってしまいました。

 こんなことから、FXというものは、失敗した時のリスクが大きものだと認識されるようにもなったのでした。FXというものは、レバレッジを利用しています。普通の外貨預金だけをおこなっていた人ならば、為替相場の変動分の損失だけで済みます。しかし、FXの場合は、自己資金の何倍もの取引をおこなっているのです。そのため、その損失というものは、とても大きくふくらんでしまうのです。

 人によっては、住宅の頭金として取っておいたはずの1000万円をすべてFXで失ったりもしたそうです。そして、家族にも打ち明けることができず、どうしようもない状況に陥ってしまったようです。こうなる前にやめていればお金を守ることはできたと思われます。しかし、なかなかやめられないのが多くの人に共通する心理だと思われます。

 サブプライムショックを機にFXをやめたという人も多いといわれます。このような失敗はもう懲り懲りだという気持ちからだったと思われます。しかし、このような状況の中、新たにFXに挑戦し始めたような人もいるようです。

 世界経済がどん底だといわれる状況では、これから持ち直すことも期待されるからです。そして、その後為替相場は上がったり下がったりを繰り返していきました。こういった相場の変化をうまく利用できる人は、FXで勝つことができたと思われます。どんな状況も稼ぐ機会として利用できるというのは、一種の才能だともいえます。